各症状について(椎間板ヘルニア・疲労骨折)

~椎間板ヘルニア~

原因
椎間板ヘルニアの患部となる椎骨は、老化などで骨や筋肉が弱くなると椎骨と椎骨の間にある組織が上半身の重さで潰されて、中にある椎間板が背中側にはみ出してしまい椎間板ヘルニアを起こします。スポーツ障害としての椎間板ヘルニアは、サッカーやゴルフなどの強い腰の捻りを一方向に反復することを頻繁に行うスポーツで起こりやすいでしょう。

治療法
椎間板ヘルニアは、自然治癒する場合がありますが保存療法で治療するケースが大半を占めています。 患部の癒着や再発考えればアスリートに治療は欠かせません。しかし、症状が重い場合は外科手術などで治療を行う必要がある場合もございます。多くの場合のヘルニアの症状は、周囲の筋肉、関節の牽引治療を行い、状態を安定させ運動療法より関節可動域を改善させることで自然治癒します。そして、ウォーキングや水泳などの軽い運動を行って、継続的な運動習慣が慢性症状を軽減させていきます。


~疲労骨折~

原因
同じ骨に何回も同じ負荷が加わって、骨や骨膜に損傷を起こした状態のことです。レントゲンでは、痛みが出現して2週間以降にならないと診断ができません。特に多いのが、足の甲やスネ(シンスプリント)、肘の内側部(投球による剥離骨折)、ゴルフによる肋骨骨折などが多く見受けられます。シンスプリントも一緒にされがちですが原因を考えればシンスプリントは機能障害による剥離骨折というのが妥当かもしれません。


治療法
基本的な治療方法としては、骨折の治癒、日数の目安の期間安静です。 しかし、早期復帰を望まれる方がほとんどですので、主に骨折治療機を使用して治療を行っていきます。 そうすることで、通常の6割程度の期間で完治することができます。最近は、酸素カプセルも話題ですね。